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。から始まる物語
永六輔著「一般人名語録」(1990)と、天久聖一編「挫折を経て、猫は丸くなった」(2016)に触発されて作った、私製一行本です。とてもでないが、およびません。
絵が浮かびますように。次の一行が閃きますように。
これは午睡だ、あのときからの、いつか覚める夢なんだ。
2026-07-11 / 整:1783747050
芸術とはレガシーの破壊に外ならず、人に就いて習い覚えたことがその対象とされるという運命は、仏教にも共通する。
2026-07-10 / 整:1783645183
東京の何本木での話かは知らないが、7千円のランチを食って車に戻ったら駐車料金が1万1千円だっての、津市の二本木ならそういう心配はいらんよ。
2026-07-06 / 整:1783314902
都市部では地価が高いので、動くにしろ止まるにしろ、ろくに消費もしないのに占有する面積ばかり大きいクルマで埋まっていては、採算が取れない。
2026-07-06 / 整:1783314888
田舎では、雨の日に傘をささずに歩ける場所はほとんどないが、移動は全部クルマなのでどうでもいいみたい。
2026-07-06 / 整:1783314870
危険だとの指摘に、「そんなことぐらいで目くじらを立てるな」などと音吐朗々、勇ましかった連中が、時が下って、「あのころは、みんなが狂っとったんや」などと相変わらずの居丈高。
2026-07-04 / 整:1783146407
「論拠があれば」「開示せよ」と書くPHP8系と比べて、「論拠を」「開示せよ」と書くPHP7系のほうが「論拠を0点開示する」という返り値を想定していて、とりあえず好き。
2026-07-04 / 整:1783131482
ヘンポンとなびく真ん中が丸くくり抜かれた横長の布地をヒノマルキソンとする論拠を開示せよ。
2026-07-04 / 整:1783130678
独裁者の執務室に迷い込んだ一匹の雄蜂がもたらす喜悲劇を描いた「ザ・ドローン」という現実を待つ。
2026-07-03 / 整:1783040755
「AIが作るようなお話は、自分にはとてもじゃないが書けません」とても言っておけば、案の定、そいつも同意してくれて、小馬鹿扱い。
2026-07-03 / 整:1783040243
一万足の靴を磨いて知ることは、人生の儚さと生きる喜びと、他人の足の臭さ。
2026-07-03 / 整:1783039032
ヒノマルでタイホな~のだ、でお初を目指して待ち構えている人材もいらっしゃる予感。
2026-07-01 / 整:1782872830
今年もそろそろ亀を助ける時期かと思案しながら自転車を走らせていたら、案の定、道脇にいやがったが、あいかわらず無愛想なやつらだ。
2026-06-28 / 整:1782652774
抑圧は そんなアホなも 実を結ぶ
2026-06-19 / 整:1781853115
調理実習で、目玉焼きの黄身の上にトマトケチャップを乗せたら始末書もの ← 方形から円形への棄損。
2026-06-19 / 整:1781852442
運動会の大玉ころがしは、ヘリから通報されるという理由で、白玉のみにすべしというお達し。
2026-06-19 / 整:1781852061
アメと恫喝を同時にばらまく勢力には与してはならない。
2026-06-19 / 整:1781833763
独裁者は、はじめは腰が低くて、大衆が掲げるフィルターをすり抜けてきたウイルスもどき。
2026-06-19 / 整:1781833481
アニメキャラの目を赤くしてはいけない ← 方形から扁桃形への棄損。
2026-06-19 / 整:1781832844
弁当の 梅干食って 棄損罪 色が残って 起訴猶予ゲト
2026-06-19 / 整:1781832296
なんども言うけど、行動が心を作るの。単純な反復の中から、何かがにじみ出てくるの。
2026-06-10 / 整:1781055874
似ても似つかぬ多神教と一神教の間じゃなくて、同じようなマインドを持つ一神教同士が争いを続けて泥沼化。
2026-06-10 / 整:1781054138
盗人は、決してインターホンを鳴らしはせず、知られぬように忍び込んでくる。初めに受けたおためごかしが、取り返しのつかぬこととなる。
2026-06-10 / 整:1781052655
そのうちに、「えーこのたび、替え歌やクチパクを国歌棄損罪として取り締まる法律を上程しました」とか。続きまして……とか。
2026-06-10 / 整:1781052223
田舎道では、一時停止しない、踏切で止まらない、ウインカーを出さないなど、いたるところSSだらけのラリーでもやっているつもりか。
2026-06-10 / 整:1781051551
田舎じゃ、クルマに乗る人はいても、街を歩く人がいないから、お金が落ちないの。
2026-06-06 / 整:1780739482
あのころ僕ら、夢を飼っていたんだ。
2026-05-23 / 整:1779496919
修正したら再修正、改正したら再改正を言ってくるからね、消費税率とおんなじよ。
2026-05-14 / 整:1778743285
稲は実りの重さで腰を曲げ、麦はひとすじに空を見上げる。
2026-05-04 / 整:1777865221
柱が曲がることを変化とは呼ばない。
2026-05-04 / 整:1777865032
グーグルマップから電話があったが、相手はおそらくAIで、ちょいと意地悪な質問をしてみたら、こちらの質問以外の対応はいたしかねますと断ってきた、公共放送の中年男性風の声。
2026-03-26 / 整:1774505373
音読みで「ナイ」と読めるのは、ほぼほぼ「内」で、あとのいくつかは読めない書けない。
2026-03-09 / 整:1773061279
みっともなくてもダサくても濃くても薄くても、はやりの正体は若さなんだ、俺たちが真似したら一巻の終わりだよ。
2026-03-01 / 整:1772328483
ねばならないと、外から強制されることはなく、その発意は内より生じるべし、という日々を送れるようになってきた。
2026-03-01 / 整:1772327960
川上弘美が書くような、時間という物理量を年齢をという形で全身に帯びているだけの超高齢老人の姿に憧れる。
2026-02-25 / 整:1772014070
美老人を自称するなど尾籠がましいにもほどがある。
2026-02-17 / 整:1771280476
「あなた、結婚って、おはようのキスから始まるだけじゃないのよ、トイレやいびきの共有もあるんだからね」と叔母が嫌味ったらしい。
2026-02-16 / 整:1771206624
「笑われた者が勝ち」というのは、コメディアン界隈じゃなくて、新しい世界に挑んだ大バカ者たちの話。
2026-02-16 / 整:1771205995
人ってのは、笑い飛ばしたその相手の行動を、あとから真似しちゃうものなのよ。
2026-02-16 / 整:1771205584
秘すれば臭、秘さずば臭ならざるべし、あ、草? いや、花らしいわ。
2026-02-15 / 整:1771136756
「君付け」で呼んでくれていた人たちが、どんどん消えてゆく。
2026-02-08 / 整:1770542291
同窓会が危険なイベントではなくなった。
2026-02-08 / 整:1770538812
土産物店のとなりで洗濯物を干してはならない。
2026-02-05 / 整:1770270356
街や場所がお洒落でいられる必要条件は「そこに地元民がいないこと」
2026-02-05 / 整:1770270072
容れ物はあっても容れる物がない。
2026-01-29 / 整:1769670303
「安い酒でも酔える」だって、何よ偉そうに。
2026-01-28 / 整:1769584733
記憶はいつもあいまいで、ぼくが効き手で描く世界はウソだらけ。
2026-01-28 / 整:1769562811
「あなたも・たまには・贅沢・しなきゃ」って、さまざまに完結した要素を丸めて乗せて、まるで言葉のお節料理みたい。
2026-01-09 / 整:1767913846
「タイパはタイパだよ」とつれない。
2026-01-09 / 整:1767913462
「非A、かつ、B」は、AとBが互いに近ければ近いほど有用映えする。
2026-01-03 / 整:1767433268
「もう、そろそろ」とは、己と他者を分かつ「葦で編んだ柵」となりうる。
2026-01-03 / 整:1767432416
満足している人ではなく、満足を定義する人と距離を置きたい。
2026-01-03 / 整:1767432070
オクラホマミキサーで男女をずらしていくとき、サビの悲しそうなパートで好きな子の相手となりたかった。
2026-01-03 / 整:1767429062
夢に出たあの人に会ってはならない。
2025-12-19 / 整:1766150191
恋は、若者を死なせ、年寄りを破滅に導くので、取り締まりが必要である。
2025-12-13 / 整:1765598677
加齢とともに体から健康がはがれていって、いまや有料のオプション扱い。
2025-12-13 / 整:1765597943
社内アンケート結果の中に嘘と見栄を見つけて耳打ちする同僚。
2025-12-13 / 整:1765593628
「すべきでないこと」よりも「すべきであること」のほうが多かった国。
2025-12-07 / 整:1765064020
やりたいと思うとき、恋のほうは消えている。
2025-12-07 / 整:1765063940
満月と までは呼べない かすり傷 うつむくあいだに 人がそう呼ぶ
2025-12-04 / 整:1764835671
飼っている猫が横目で俺を見ながら餌箱に向かう。
2025-12-02 / 整:1764639960
半月以外は青く、首は痛い。
2025-11-29 / 整:1764408739
経済学者による警鐘という事実は、過去形で語られる。
2025-11-18 / 整:1763416462
役所が押す申請書の受理の印は、だいたいが粗雑。
2025-11-12 / 整:1762936416
あるあるを見聞きしすぎて、もはや生活習慣に。
2025-11-12 / 整:1762936154
母うす笑いして曰く、「うちわとカレンダーとポケットティッシュは買ったことないわ」
2025-11-12 / 整:1762936263
ド忘れの ドを付け忘れ 認知入り
2025-11-10 / 整:1762756031
睦言に 意見が割れる 両隣
2025-11-08 / 整:1762558615
スライスにんにくを食った翌朝からはロクなことがない。
2025-11-01 / 整:1761987353
その女性は、初恋の人の名を名乗った。
2025-10-29 / 整:1761742907
迷った路地の先には、いつも未来が見えていた。
2025-10-26 / 整:1761473022
「約束の地」も「唯一の神」も、互いに俗事の主張に過ぎず、紛争の火種であり続けた。
2025-10-21 / 整:1761006970
自転車を立ち漕ぎしていると、若い警察官から「お父さん」と呼びかけられた。
2025-10-20 / 整:1760923429
なんども言うけど、一行目は名言じゃだめなのよ。
2025-10-19 / 整:1760873940
「そのくらいにしておいたほうがいいな」 感想を聞いた彼の返事がこれだった。
2025-10-19 / 整:1760873681
あの下品な言い回しは、当人が思うほどユーモラスには届かなかったようだ。
2025-10-14 / 整:1760398999
いいえ、悪人にはおいそれとなれるものではありません、と脇から声がした。
2025-10-14 / 整:1760399333
悪人になれというのなら半日もあれば十分なんだが。
2025-10-14 / 整:1760398839
水だよ水、己の力ではどうにもならない水に依存する稲作は、その依存性が集落全体の性格に感染して、支配する側にとってうってつけだよ。
2025-10-06 / 整:1759711350
百姓には悲鳴を上げさせておくに限る、でないと何を言い出すかわからんでの、と領主は薄笑いを浮かべた。
2025-10-06 / 整:1759710872
殿方などと言われたくなかった。
2025-10-06 / 整:1759710613
すとんと椅子に腰を落とす動作は「秒で」、ゆっくりなら「分で」、恐る恐るなら「痔で」、あ、「時で」と指示しますんで。
2025-10-03 / 整:1759454970
「雨が降り続いている」は、「雨が止まない」と同じじゃないわよ、ふたつめの文には「人」が書かれているもの。
2025-10-03 / 整:1759452372
影の中に影はできない、おれの影まで奪う気かと、首筋を通過する「ひのとり」を呪う。
2025-09-08 / 整:1757310436
砂や氷の下から出るもんさえ出てるうちは、ちやほやされるんだよ。
2025-08-29 / 整:1756437855
なんか最近、ネットや報道で「ヒロユキ」って名前出るの多くないすか。
2025-08-21 / 整:1755749759
そりゃ溜まってくればウズウズしちゃうのは、アレも軍備もおんなじよ。
2025-08-15 / 整:1755263055
相場はね、死ぬ前がいちばん華やかで美しいの。
2025-08-13 / 整:1755063277
人生順風満帆、健康至極、外見まずまず、おふざけ万万、時にちょっとアンラッキー? そんな御仁が小説の何を書くというの。
2025-08-13 / 整:1755052748
30なんてどこから来た数字よ、女性の割合を目標にするなら、51.3パーセントでしょうよ。
2025-08-10 / 整:1754785363
中学生のころは、年末の紅白を見ながら、あの子もきっと恋の歌を口ずさんでいるんじゃないかと、淡い心音とともに。
2025-08-10 / 整:1754784092
「高級」なお店では、何かにつけて生モノを口にほうりこまれるから、とりあえずイヤ。
2025-08-10 / 整:1754777447
数学なんて知らないほうが幸せな人生だよね。
2025-08-10 / 整:1754777250
「会いたい」と百遍言っても叶えられないなら、別のことを言おう。
2025-08-06 / 整:1754468471
「あの子は俺のことが好きだったんじゃないのかな」と右足の爪を切りながら叔父貴は言った。
2025-08-06 / 整:1754466861
そりゃあなた、国のために何かしようという気持ちはいっさい消えたわよ、あたりまえよ。
2025-08-06 / 整:1754467876
誰でもいいから都市伝説でわたしを殺して!
2025-08-02 / 整:1754120350
詐欺めいたものに心踊らされなくなったのは、美味しさというものがわからなくなったころと重なっているようだ。
2025-08-02 / 整:1754120252
ちがうちがう、そうじゃない、「まーたひらいて」は、手のひらだよ。
2025-07-29 / 整:1753757667
道端で拾ったカメに、「この大馬鹿もんが」と叱りながら、真夏の宵は得るものもなし。
2025-07-29 / 整:1753757403