大工さんなど、職人さんが使う道具の中に、たとえば板切れと金属を張り合わせただけのような、一見して何に使うのかわからないものを見ることがあります。

それらはたいてい小さなものですが、飾りや置物ではありません。万人向けに開発された大がかりな機械とは別の、その人だけの手になじんだ、欠くことのできないツール、広い意味での治具というものなのでしょう。

リナックス、アパッチ、フリーのSQLサーバーなどをはじめとして、ブログ、ツイッターなどのコミュニケーションツールやWebサービス用のAPIなど、いまやネットの雲はソフトウェアで満ち溢れており、Webサイトとは、その中で働く小さな治具のようなものなのかも知れません。

その雲の中で、わたしの制作したWebサイトがお客さまになくてはならない道具として使い込まれるような、そんな活躍を期待しています。