ウェブサイトの制作には、制作費のほかに維持費・管理費が必要などと、よく耳にします。結局ぶっちゃけ、いくらかかるのでしょうか?
ウェブサイト(ホームページ)を制作する会社は世の中に多数ありますが、多くの場合、トータルの制作費用がわかりにくいのが現状です。
初期費用はタダ同然だったけど、5年間のトータル費用でみると100万円を超えてきた、という話を聞いたことがあります。まるで携帯電話機やモバイルパソコンの代金の支払い方みたいです。ウェブサイトの制作費を、その後の更新・維持管理費に上乗せする形で回収しているからなんですね。
ところで、わたしたちの身の回りにある、自動車やプロバイダ契約付パソコン、更新型の生命保険、住宅ローンのステップ払いなども、ある意味、似たような支払い方だと思われませんか? たとえば極端な話が、大きな見出しで、
などというコピーをよく目にしますよね。高額商品には、よくこういう見出しがつけられます。この商品の支払い総額は148万8,000円にもなります。かりに原価が、22万円くらいの代物だとしてもです。でも、これをかりに「現金なら98万円で」と言われても購入を躊躇する人が、分割の148万8千円でなら買うということが、現実に起きているのでしょう。
それは支払いの全体像が見えにくく、最初のうちは楽に感じるからなんでしょうね。なんと世の中は、かような朝三暮四的なものが多いことでしょう。わたしたちは狙公の猿ではありませんのに……。
しかしですね……、ホームページ制作費用の話に戻りますと、
という疑問を、わたしはずっと持ち続けています。その疑問符のあとには、さらに疑問が続きます。
じつは、たしかにウェブサイトの維持費はゼロではありません。電気代や担当者の人件費は別にしても、サーバーのレンタル料やドメイン更新の代行費用が必要になってきましょう。
わたしの契約しているレンタルサーバーXREA.COMでは、レンタル料とドメイン更新代行手数料合わせて、次のとおりです。
これがわたしの「維持費」です。
ウェブサイトという商品を自家用車におきかえてみれば、これらの費用はガソリン、オイル、駐車場代などに相当し、車の所有にかかる経費、あるいは使用にかかるランニングコストと呼べるものです。
一方で、ウェブサイトの維持管理って、いったい何をしてくれるのでしょうか。何への対価を求めているのでしょうか。わたしの素朴な疑問です。
自動車の話で言えば、4WDを売ったディーラーが、月極めで車の維持管理費用を請求してくるでしょうか。お店の改装工事をしてくれた工務店さんは、毎月の保守点検料を集金に来るものでしょうか。そんなことはありませんね。最初にマニュアルを手渡すなり、使い方を説明するなどして、買った人が安心して使い続けられるようにくふうしますものね。もちろん、ローンという代金の支払い形態とは別の問題です。
ウェブサイトを維持するための費用は、できるだけ少ないほうがいいというのが、わたしの思いです。費用全体を見渡せば、それが結局お得なんです。ウェブサイトの命ともいえる更新を長く続けるためには、それに費やす金銭的、時間的な負担は、軽い方がいいに決まっています。
複写機の販売現場ではその昔、本体を納入する前に、毎月の保守点検契約を結ばせて、本体の費用とは別に月極めで料金を取っていたそうです。良い画質を維持するための保険料みたいなものですよ、とか言って。それで複写機のリース会社は大儲けをしました。なぜなら点検というのはもっぱら、機械の前カバーをはずして内部のトナー汚れを雑巾で掃除することだったからです。月にいちどのその作業のために、毎月15,000円なりの「維持管理費」を取っていたのです。
わたし自身は、そういった課金の仕方・され方があまり好きではありません。それをするくらいなら、不測の事態に備えて、複写機という機械にかける本物の損害保険を検討したいと思います。大切なお金を扱う以上、それが納得のいく実体への対価であることを心がけたいからです。したがって、
じゃあ、ホームページの更新はどうするんだ? ということなんですが、じつはその更新は、お客さまの手で簡単に行っていただけるのです。そのような仕組みを提案してまいります。
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