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判決は想定内でおk
2013年11月25日(月)

日本の市民でいる以上、いま、または将来、裁判員として裁判にかかわることがあるかもしれません。しかし、その裁判員裁判を想定した模擬裁判は昔の話で、もう行われることはないでしょう。

5年前の夏、津市にある裁判所でのことです。検察側、弁護側、それに被告人役についた役者たちと、職業裁判官、および何かの縁で集った市民が、新しい法廷シーンを創り出そうとしていました。

役者たち(地裁の職員か)はいい演技をしていました。ここで仕草がぐずぐずになったら元も子もないということを熟知しているかのようでした。彼らが迫真の演技をすることで、模擬裁判員たちは、あの特異な高みから自らの言葉で被告人に質問をするという体験に近いものを得たように思います。

その後、5名ほどの模擬裁判員と、恰幅のいい中年裁判官が、別室で合議。
その合議の中での、裁判官の言葉が印象的でした。

──あまりみっともない判決は出せないからね。

同僚>上司>法曹界>市民、の順で気にしていそうな雰囲気の発言でした。
ある意味、もっともだと思います。判決は、文芸などではありませんから。

判決は想定内でおk。事実、求刑の6~7掛けがモードらしいです。

裁判官の偉さは検察官の1.5倍がとこ、が相場なんでしょう。


Update:2013-11-29 Fri 19:12:10 ページトップへ
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