ここでは心胆寒からしむる異才・鬼才の存在が、うようよしています。俊作と、そうでないものの差はとても大きいのですが、それはそれ、アフィリエイトでスポンサーが付いている以上、多数の人を寄せるためには、いたしかたありません。「読むより書く」、「見るより出す」が、いまの世相です。
この bokete.jp では、「ボケて」のひとことで、画像と言葉の通常の関係性(二者択一:いわゆるオルタナティブ、あるいは、キャプション:説明のために付加)を破壊して、新しい両者の関係を築くための契機としているのです。たとえば、下の画像を見てください(一般に画像の引用はNGですので、サムネイルにページのリンクを貼ります。その先の事情はもう知りません)。
「ママに変装したのび太とそれを見て似ていると笑うドラえもん」という構図なのでしょう。しかし、この場にドラえもんは存在していない、という想定も可能なのです。つまり「ママ、(ドラえもんて)こんなんだよね?」 「のび太くんww 似てる……」 とも取れるわけで、これは言葉が、それまで絵の中にあったドラえもんを消滅させてしまう例でもあるのです(見た瞬間はそう解釈していました)。
台風の接近や進路の状況で被害に違いが出ることはわかります。しかし、上陸するか否かで、何が異なるのだろうか。これは自分の中では、「長年なんとなく溜まり、次第に発酵しつつある疑問」であって、自分で甕のふたをあけて、つまり19号を機に、自分で問題として練り上げているとも言えるのですが、さて誰に聞いても、みな知らんと言う。友達もいないから聞くわけにもいかない。
同じように考える人はやはりいて、ネットで検索すると、「はてな」やら「なんたら質問箱」なんかで、この質問と回答のいくつかが出て来ます。ところが、あきらかに、前に出た回答の主旨に引っ張られたような回答もある。
──台風の進路の東側と西側では、被害に大きな差が出ます。どこに上陸するのかは大事なんです。「台風の上陸」とは、誰もが口にする一方で、決して中身を問うてはならぬ、一種のタブーみたいなものなのでしょう。
国民的合言葉なのでしょう。
※うろ覚えのくせに、再検索もめんどくさいので、多少の脚色は放置してあります。
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