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だれかが言っていた、小川洋子は相当の意地悪であるとする見方に同意する。伏線~回収のお約束を守らないとか、逆に地の文で語り出すとか、サスペンドで吊るしたまま帰ってしまうとか。深みのある小説を産生するために欠かせない性質なのだろう。読者の目を釘付けにする一行を書いてきた作家だと思う。
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小川洋子『妊娠カレンダー』、奥泉光『新・地底旅行』、『JavaScriptの新しい教科書』の三冊をマルチタスク(同時進行)で読み、頭がくらくらしている。先の二冊は再読。小川洋子さんは『博士の愛した数式』から入った。奥泉光さんは『石の来歴』から。読書量は少ないけど、いいものならわかるつもり。
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「こんなんでIQがわかるわけがない」やら「俺がこんなに点数がいいなんておかしい」やら、とかく自分を買いかぶりすぎ。知的能力は、周辺でオールマイティー性があるので、ちょっとずれた問題でも誤差のうち。一般的な知識の正解率とも相当な相関関係がある。キリキリ問い詰めるようなことではない。
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字数制限の最大値の文字数を使って意味の通る文章を作る練習に過ぎません。まず最初の35文字。これを4回繰り返すとちょうど140文字になります。ところが、本文でリンクや画像の指定をすれば、限度がそのつど変わります。つまり、一定の文字数で文章を作るだけでなく、臨機応変な対処も必要です。
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テレビでIQを面白おかしくほたえるには、使う値は大きい方が都合がいいので、幾種類かある標準偏差の中では、当然ながら最大のものを採る。標準偏差24で158なら、標準偏差15で再計算すると、136.25。出現率では上位の1%くらい。国内に百万人いる。芸や幸運の水準の方がはるかに高い。
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ネットで散らばるIQの話でまともなものはない。面白半分に伝えるテレビの影響か。いまだに「精神年齢÷実年齢」を用いたり、歴史上の人物の業績から推定するなどしている。本来は、テストの得点の出現率から標準偏差を何個ぶん離れているかを計るだけ。標準偏差15で上位2%ならIQは131程度。
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あなたの 知能 指数は IQ 145! http://curazy.com/archives/71088 @curazycomさんから 論理の方は、完璧にやったつもりなのに、どこかで間違えているのか。 金田一少年の180、セーラーなんとかの300、ルチ将軍@プリンプリン物語の1300には程遠い。
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あなたの知能指数は IQ 150! http://curazy.com/archives/42747 @curazycomさんから ほほん、150とは片腹痛い。このまえの中国製のやつでは、 「IQ 285 ものすごい知能」 だったので、中国製の方を採用する。 すごい投売りというのか、IQ大安売り。
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またスシロー。いや、鰻屋が休みだったもので。スシローには裏メニューがあるらしい。ネタが巨大だという。もしかしたらこの前のでかいのもそれだったか。あれこれつまみながら80分ほど粘ったが、出会えなかった。いろんな話ができたのはよかった。
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農園主の岡本さんさえ、消えてくれれば。岡本さんさえ、いなくなれば。岡本さんさえ、地下の牢にいてくれれば。道路が通り、みんながしあわせ。 道路屋も工事屋も大もうけ。橋の築造で人柱が当然視されたのと同じく、オメラス県の行政(へこへこした外見を衒う巨大権力)が個人を轢き潰す。
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「昔はよかった、などと言うのはよくない」もはやお経か、合言葉のようになっている。若者は、「日本の将来を担う」中堅社員は、「仕事が面白くなってきた」中高年は、「二度目の人生設計」お年寄りは、「まだまだ現役」窮屈が好きなのか、窮屈にさせるのが好きなのかは知らんけど。
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Google Map の調子が悪い。毎度、途中でクラッシュする。かてて加えて、使い勝手も悪くなった。前のインターフェースを希望していたのだけど、いつのまにか消えてしまった。グーグルマップは、シンプルな昔の方が、よかった。この先どんどん進化していって、昔の高みを目指してほしい。
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前にYoutubeで見たときはなかったけど、いま「リスじゃなかったら嫌いなの」で検索したらツイッター内に動画のリンクがあった。 https://youtu.be/pM0Bn0S6vqw 1998年ごろ流れていたと思う。地の文も台詞も少し記憶と違っていた。 もう見られないかと思っていた。
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あんたのこと好き。あんたは? 好きだよ。あたしのどこが好き? それはおまえがリスだからだよ。──すると彼女は決まってこう言うんだ。リスじゃなかったら嫌いなの? リスじゃなかったら嫌いなの? リスじゃなかったら嫌いなの? ストリートカジュアル シュープ 好きだったCM
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新人賞で落選した応募作は、次の回にそのままで応募することはない。そりゃいったん落選してるから。次の回(つまりは別の回)では新しいコンセプトで望むものだ。しかし、東京五輪のエンブレム選考は、同一性を保持しているはずである。なぜ次点の作品か、最終選考で残った作品の中から選ばないのか?
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きのうの中日新聞の投稿欄で、エンブレムの再選考に疑問を投げる意見が載った。いみじくも曰く、エンブレム選考で次点だった応募作品の作者が、同じ案で再び応じてきたらどうするつもりなのか? 「新鮮さがない」という理由で、まさかの予選落ち? 下読みで撥ねられた文芸作品の応募みたいだ。
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司法試験問題漏洩事件は、従来ないとされてきた領域で存在が確認されたなど、科学分野での発見と似ている。ならば同じように、それが存在したのにはちゃんと理由があって、その理由は他の現象も創り出しているとも考えられる。科学者なら、他の「存在しない領域」にも挑戦の眼差しを向けるに違いない。
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切手の保護についてグーグルで調べてみると、ハウイド・マウント(hawid mounts)というのがよく出る。そういえば、クレームタッシェンの他に、当時もそういう名前のがあった。いまは、切手周辺のどこを見ても、ハウイド・マウントばかりだ。クレームタッシェンは駆逐されてしまったのか。
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テレビの報道番組では、「原因」というべきところを「背景」という単語ですり替える。「実態」は「側面」と言い換え、「明るみに出る」という意味で「浮かび上がる」と表現する。言葉を研ぐことを意図的に避けているようだ。それでは言及する対象や因果関係があいまいに伝わってしまう。あ、それか。
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司法試験問題の漏洩が発覚した。そのきっかけになったと伝えられる「問題が漏洩していなければ書けない解答」を見てみたい。「青柳教授は、教え子である女性だけに教えるという、実に不平等な指導を行っていたことになる」『フジテレビ系(FNN)9月8日(火)18時2分配信』という記事も笑える。
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大昔の中学生のころ、切手を蒐集していた。切手全体を保護するために、西ドイツ製のクレームタッシェンという黒と透明のフィルムを貼り合わせたシートを使っていた。あれから四十数年。切手はまだ残っている。いまグーグルでクレームタッシェンを引用符つきで検索すると結果は1件、しかもリンク切れ。