twitter もどき 私的 MURMUR
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ツイッターは、ツイートの削除はできるが、訂正はできない。それゆえ、「そんなこと書いてません」という主張の根拠にはならないが、「あのとき書いたよ」とする証拠にはなる。訂正ができないので、過去のツイートであるとの偽装ができない。SNSは、削除についても、朱抹だけを許すのが筋だと思う。
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極低価格の食品をまとめ買いする機会が増えた。ボトルのコーラ17円、板ガム6円、ボトルコーヒー8円33銭というのもあった。お陰さまで口が卑しくなってきた。そのスーパーに一週間も行かずにいると、何かないかとそわそわする。そりゃまんまと店の手口に乗せられているのだと身内に笑われている。
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どんなでたらめだろうが暴言だろうが、言う人は言う。あかんのは、こんな人物の言い草にたいして、脅威や圧力と感じる報道機関と、こんな人物を自分たちの代表者として選んだ区民の方だろう。もっとも選挙民は赤面などしない。小選挙区で連続当選になるのはたいてい、それが選挙民のコピーだから、だ。
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かねて気になっていた物置の天井の波板を張り替えた。慣れない作業で二時間半もかかってしまい全身が筋肉痛に。翌日になっても痛みが引かず、おかしいと思っていたら熱が出た。インフルエンザのような症状があり、食事も摂れず寝てばかりいた。梅雨の合間の爽やかな風に吹かれたのがよくなかったのか。
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いまさらだけど、猫のあくびの臭いのする海辺の丁字路で、あの子が僕を見て顔を赤らめたという記憶は、まるで見当違いで、あんたどえらい勘違いしてるよと笑われることも、それを覚えてもらっていることも、本当ならばうれしいだろうに、当時の妄想だったか。経験じゃないなら夢の中でも見つからない。
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「政権批判をするマスコミを懲らしめよ」国民をなめているから、それを言っちゃあチンピラよ、ということも平気で口にする。こんな戯言でも、大衆の首をアドバルーンに向けて捻らせるという疑似体験になる。「○○新聞はやり過ぎた」とか「自虐で食っている」と、低めに揚げて追随する者が出てくる。
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「学者は現実を知らない」「教授といっても世間にゃ疎い」「レッテルを貼っている」喧伝やデマは、大衆が鵜呑みにしやすいようにと、ひと口サイズに切り分けられているようだ。大衆は大きすぎる相手には手は出さない。正規分布のまん中あたりで数の盛り上がりを見せる大衆は、一生を喧伝の中で過ごす。
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いじめによる自殺の問題を国営放送局が流していた。「いじめられているのを知られるのはかっこ悪い」「親に心配をかけたくない」「言えるわけないじゃない」等々。なかなか言えない現実があるんですねえ、などと言外で締めくくる。黙して堪えるという「美意識」を撒き散らす。洗脳にも似たステマ放送。
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三重県の放獣クマ騒動が持ち上がったとき、ぼくたちは養老にいた。しばらくすると養老公園は閉鎖された。園内にある養老天命反転地に派遣されている老齢の警備員は、ここでの巡回は辛いとこぼしていた。あの人は派遣先を平坦な場所に変えられて、少しは楽になっただろうか。労働者派遣法で思い出した。
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選挙権を持つ年齢を十八歳に引き下げる法律が全会一致で可決した。どんなことでも全会一致は不気味。「そりゃ高校生でもアルバイトはするし、消費税という税金は払ってますからね」などと語るテレビ出演者がいた。担税と選挙権の関係ついて言っているのか? テレビもちゃんとした人を選んでほしい。
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家族で丹生のあじさい祭りに出かけた。かつて水銀の一大産地。多気郡の形が中央構造線の直下をなぞる。平安時代には衰退を見せていたという、古い歴史を持つ。いまは紫陽花のクラデーションに村中が染まる。赤い石を拾った。でも本物の辰砂は洞窟の中。
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●家族で丹生のあじさい祭りに出かけた。三重県多気郡多気町(旧勢和村)丹生。かつて水銀の一大産地。郡の形が中央構造線の直下をなぞる。平安時代には衰退を見せていたというほど古い歴史を持つ。いまは紫陽花のクラデーションに村中が染まる。洞窟の入口で赤い石を拾った。でも本物の辰砂は洞窟の中。
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男の放尿には、「押し」と「引き」がある。物心ついてこのかた、自分は引きを重視してきた。押しは尿意に副う排泄行為に過ぎず、次に来る引きの巧拙こそが、放尿の真価を決するのだと。最盛期には、押し・引きのオルタネートを秒毎に実行できた自分だが、いまは反省している。押しこそ本道だったのだ。
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かつて思ってもいなかったものを、いまや正義であると感じている。いまそう言葉に出している。だれかが言い出した言葉を、多数が謳い始めてから自分も使ってみる。文章に主語がない。だれのせいでもない。××を愛している。そう口にした。恋や宗教の話ではない。小さく否定された範囲の、余白は広い。
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弭兵の後「お国あっての臣民。お国のためだから──。そうみんながだまされていたんだ。教育のせい。いまはいい時代だ。でも状況が変わってきた。変えたのは向こうの側だ。おれたち平和ボケだったよね。映像を見た。もうだまされないし。なんたって国益だから。コクエキだから。国あっての自分だから」
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かつて欲しいと思ってもいなかったものを、もはや手放せないと感じている。いまそう言葉に出している。だれかが考え勧めてきたものを、普及しだしてからそれはいいねと受け入れる。文章に主語がない。だれのせいでもない。話はスマホやアプリだけではない。小さく否定された範囲の、余白は広い。
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交差点の信号が青にかわったとき、走り出す先頭車両よりも二番目、二番目よりも三番目の車の方が加速は緩やかになるのが道理で、かつ先頭車両は、自分が二番手や三番手にいたときと同じようにしか動いていない。よってこれを繰り返せば、車の加速度は0に収束し、青信号で進めないという仮説を立てた。
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●いまさらながら、猫のあくびの臭いのする海辺の丁字路で、あの子が僕を見て赤面したという記憶は、見当違いだったのかもしれないと思えてきて、それなら僕は十二歳からこちら、生えてきたキノコを全部摘み取らねばならない、ある意味、脱洗脳。三途の渡り守に最後にささやく言葉はどっちだ。
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三日前の俺よ。お前は「違憲状態」という言葉を作出した裁判官を非難したが、そのじつ、ツイートをする前に「違憲状態」というワードで検索し、それが「窮余の一策」だの「苦渋の選択」だの、巷間、ネガティブな評価が集まっていることを確認していたね。──きょうの俺よ。それで正直なつもりか。
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何かを見て真に感動したときには『美しい』という形容詞ではもの足りない。感動は表現しきれない。言葉は心を相手に伝えるためには、ちょっと間に合わない代用品なのか。でもそういう性質があるから、聞いた言葉で相手を推し量るという、かけがえのない習慣を得ることができたのかもしれない。
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「違憲状態」って何ですか。裁判官はこんな新語をつくりだす権限があるのですか。リーガルマインドを判決文の中に書く愚かさ。こんなスペクトラムものを許していたら「違憲状態レベル2」とか「最終違憲状態」とか、ゲームじゃないんだから。権威と己の身の安全を斟酌した結果、いろいろ出てきそう。
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きょうが終わり、きょうが始まる。考えるときは、いつもきょう。紅茶に落ちる蜂蜜の糸をながめていた。それは日常。だれも泣かない。
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慕うのは、もはやその人そのものではなく、その人を想っていたかつての自分、という結びなのか。こんなものがあるからしんどい。
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結ばれなかったこの世をうらむのではなく、出会えたこの世に感謝する。ぼくたちをこんなふうにつくってくれた、信じてもいない何かに感謝している。
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松栄堂の香・大賞のエッセイ応募の件、大賞なら大賞で確証がほしい。三十年以上前、東大を受験したのに、なかなか合格の連絡を寄越しやがらないので、こっちから蹴ってやったという苦い思い出がよみがえる。短気は損気。「あんた、それって落ちたんじゃないの」と人様は言う。能天気とも言われる。
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少し前、日本国内で原油の埋蔵を見つけた会社があった。推定で500億円の売上になるという。そこの会社の代表者だか責任者だかがいみじくも言うには「わが国の消費でいえば1日半の量だけど、やる価値はある」。中小企業の売上百年分が1日半で費消される。長さと幅の違いに、ちょっとくらっとした。
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PCの動作が重い。ハードディスクのチャカチャカする音が、ひそやかだが途切れない。こいつらはいったい何をしているのかと、タスクマネージャというものを起動してみると、とたんに音が静まる。どうにも怪しい。昔、ある社長が言っていた。「俺の顔を見ると従業員同士が話をやめるのが一番こたえる」
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星野之宣作宗像教授伝奇考に続き、宗像教授異考録。第一集から十年。十五集まであるらしい。宗像教授シリーズを知ったのは、ある都市伝説で「牛の首」の新解釈として出ていた話が、じつはこのシリーズからの剽窃である旨が匂わせてあり、ならばと興味を持ったのがきっかけです。
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「石崎には、決してひとに悟られてはならない秘密があった……」などと書かれる小説の形式というものが滑稽だ。じゃあ、それを語るあなたは誰なの? という話にならなければ平仄が合わない。おい語り手さんよ。頬被りしてるけど、あんたほんとはイシザキさんじゃないの。虚構の中の住人だとしてもさ。
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この十数年、石渡信一郎氏に私淑している。いくつ学説があろうと、過去に起こったことはただひとつ。後世の事情で変わってはならない。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%B8%A1%E4%BF%A1%E4%B8%80%E9%83%8E
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